成蹊大学 経済学部『社会理解実践講義』受講の皆さんへ(その1)

5月6日(土)に成蹊大学経済学部生に対して講義をいたします。

担当科目は、『社会理解実践講義』です。
講義テーマを、「人生100年時代にいかにキャリアを積み上げていくか!ープロフェッショナルとして生きるということー」としました。
学生たちが社会に出る前に実務家から直接に講義を受けて、色々な業界をしってもらおうという大学の趣旨のようです。

この講義では、公認会計士という職業を知ってもらうことももちろんですが、私が当時何をどう考えて人生を選択してきたのか、そしてこれからどこへ行こうとしているのかということも伝えたいと思っています。きっと皆さんがこれから就職して社会に出ていくにあたり何かひとつでも役に立つことがあればうれしいです。現在私が、生きていくうえで頭の片隅に留めておいて損はないだろうというものを伝えられればとも思います。
したがって、資格試験は考えていないという方にこそお聞きいただきたい内容ですので、公認会計士の資格に興味のない方も安心してお聴きください。

大昔は国家資格を取れば安全に生きていけるという時代が確かにありました。しかし、もはや、国家資格をとったとしても一生安泰という時代ではとっくにありません。どのような職業につくとしても、死ぬまでどう生き抜いていくかということを考え続けることが必要な時代に私たちは生きています。

タイトルにある❝プロフェッショナルとして❞という意味は、なにか専門的な仕事につくということを表現したものではなく、ひとりひとりがよりよく生き抜くということを自覚し努力し自ら行動していかなければならない時代にあるこれからの若い皆さん全員に考えてほしいことからこのメッセージとしました。

❝ひとりひとりが自分の人生に対してプロフェッショナルである❞ということが私の持論です。では、正真正銘のプロフェッショナルになるにはどうしたらよいか、それは最終的に皆さんがご自身の人生に覚悟と責任をもつことができれば即なれます。簡単ですね。しかし、その覚悟をもつという感覚というか、視野、視点をどのように手に入れるかは結構難しいです。私は自分の人生からいま感じている、❝こんな感じかな❞というものを講義に入れていきますので、この部分を皆さんの印象に残せられたら私の講義は成功だと考えています。そして、それらはあくまで私の考え・感覚でしかありませんので、ぜひ皆さんは皆さん自身の考えをこれから創っていってください。

これから5月の大型連休の前まで何回かに分けて講義の構成だったり、内容の一部を当ブログに掲載いたします。皆さんが受講する前の予備知識だったり、レポートを書くときの参考にしていただければと思います。ご質問、ご意見、ご感想、ご要望などがあれば匿名で構いませんのでコメントを残していただければ大変ありがたいですし、とても助かります。講義の内容にできる限り反映させていきます。

大型連休中の土曜日午後2時55分から4時限目という、これだけでも相当ハードルがありますが、興味のある学生諸君の多数のご参加をお待ちしています。

代表 公認会計士 東葭 新

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